神戸ルネッサンス美容外科(旧神戸居留地クリニック)院長 曾我部浩のブログ

2008年05月08日(木)

里親を待つワイン達 [ワイン]

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今回は私の好きなワインことをお話しようと思います。
昨日の新聞に、大阪港湾局の事業のひとつで、今年の3月をもって閉館した「ふれあい港館ワインミュージアム」の行き場の無くなった157本、総額565万円にもおよぶワインコレクションの問題が取り上げられていました。
この大阪南港にあった「ふれあい港館ワインミュージアム」は南港コスモスクエアの集客施設のひとつとして第五次ワインブームの只中1995年にオープンしたものです。大阪港と世界の姉妹港との交流の歴史を紹介する展示室やワインミュージアムを併設し、ワイン作りの歴史をジオラマを使ってわかりやすく紹介していました。私も3〜4回訪れたことがありますが、ワイン好きにとっては楽しい施設でした。ただ、御多分に洩れず、三セク破綻により今年3月をもって閉館することになったのです。行ったことがある人はその施設の大きさや現代的で斬新なデザインに圧倒されたことでしょう。ただ、開館当初から平日などは館内に人は少なく、入館料を払って、帰りにワインショップで何本かワインを買って帰ったとしても、この施設の膨大な経費を果たして賄うことができるのだろうかと疑問に思ったことを今でも覚えています。どういう発想とコンセプトで南港=ワインという図式が成り立つのか、私には理解できませんでした。このような巨大施設で採算をとるには、立地や施設の充実度はもちろんですが、それ以前に日本のワイン人口やワイン消費量を考慮する必要があります。ワインの消費量は開館した1995年で成人一人あたりわずか年間1.2リットル程度です。ワインブームとは言え決してワイン人口は多くはありません。ちなみに私の年間ワイン消費量は150リットルから200リットルくらいです。たぶん酒豪でワイン好きなら年間300〜400リットルくらい消費する人もいるでしょう。このくらいワインが好きになるとたぶんワイン関連のイベントやこういったワインミュージアムにでも行ってみようかという気になるのでしょうが、ワインに興味の無い人はもちろんですが、一年に数える程しかワインを飲まない人が南港まで足を運ぶことなどとても想像できません。仮にこれがワイン関連の施設ではなくワインよりはるかに消費量が多いビールや日本酒のミュージアムだったとしても破綻という結果は変えられなかったと思います。ただワインミュージアムよりは投資した税金を多少なりとも多く回収できたかもしれませんが・・・。ただその時に空前のワインブームだったということを唯一の根拠に、こんな場当たり的計画を立て、血税を存分に注いで、この「ふれあい港館ワインミュージアム」は建設されたのでしょう。
ところで、このワインミュージアムをオープンするにあたって、これまた闘魂ならぬ血税を注入して565万円分もの希少なワインをこのミュージアムの目玉展示物として購入したのですが、閉館にあたりその処分方法に困っているらしいのです。ちなみにこれら157本のワインの中には1900年Chateau Margaux、1926年Chateau Latour、1945年Chateau Mouton Rothschild、1949年Chateau D'Yquem、1949年Chateau Petrus、1953年Chateau Cheval Blancなどが含まれているとのことです。関係者の話では、オークションにかけて売却を検討しているが、「食の安全」が問題にされている中で、品質を保証できるかわからないので話が進んでないということです。私は記事のこの部分を読んだ時、ある種、社保庁のずさんな年金記録問題と同じたぐいの遣る瀬ない気持ちになりました。これほどの、ワイン愛好家なら泣いて喜ぶようなコレクションをオープン当初の限りある予算の中で厳選して購入して、かつ品質を保持するために1日にワインセラー入れる人数まで制限して、多大な電力を使い通年12〜14℃、湿度70〜80%に維持してきたのではないのか。購入する時も、信頼できるのインポーターから購入したのではないのか。品質維持のために莫大な税金を投入して、とどのつまりが「品質を保証できないから売りたくても売れない。」とは・・・。
この行き場を失った「血税ワイン」を維持するため、閉館後の今も多大な電力と人件費を使い厳重に管理されています。1900年Chateau.Margauxや1945年Chateau Mouton Rothschildなら現在、取引相場は1本130〜150万円、1926年Chateau Latourなら70万円くらいです。1995年の購入当時に比べ現在のワイン相場は高騰しているため、購入時の2倍以上の価格で十分売却が可能と考えます。これほどのワイン達は「飲める」「飲めない」に関わらず、既に存在自体が文化遺産なのです。もちろん売却したとしても大阪市の財政状況が改善するとは思いませんが、税金を使い続けてやむを得ず保管されるより、このワイン達に愛情を注いでくれる人たちに引き取られることをただただ切望します。

Posted by ア。トケ チスイ賈 at 17時03分   パーマリンク

2008年02月28日(木)

うるう日を考える。 [季節]

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みなさまご無沙汰しております。今年になってブログを書くのはまだ2回目です。ルネッサンス美容外科のサイトの中に、「院長ブログ」などという大層なものを設置したものの、毎日の慌ただしい診療、手術生活にかまけて、なかなかブログというものは書けないものですね。もっと寸暇を惜しんで書かないといけないなと反省している今日この頃です。よく「もし、1日が25時間だったらどれだけいいだろう。」なんてまじめに考えてしまいます。1日1時間増えるということは、1年で15日も増えてしまいます。あー、そんな贅沢なことは言いません、せめて1年が1日でも多ければ・・・。あっ、でも今年は大丈夫です。そうなんです。「うるう年」なんです。だから、そんなそんな慎ましやかな希望なら、神様ならぬグレゴリオ暦が叶えてくれるのです。うるう日、2月29日があるとちょっぴり得した気分になってしまうのは私だけでしょうか。でも実はこの1日、言わば「税金の還付金」みたいなもので別に得しているわけではないのです。太陽の平均公転周期は365.242199日なので、1年が365日だと、私たちは毎年0.242199日=5.812776時間分、「時間損」をしているのです。4年で0.968796日=23.251104時間の累積損が出ます。このため4年に1回、前払いしていた約1日分の時間を1日分として一括返済してくれるのです。
でも、この返してもらった24時間は、正確には「返してもらい過ぎ」なのです。つまり、4年で0.968796日の時間損に対して、1日返してもらうと「1-0.968796日=0.031204日=0.748896時間=44.93376分」も、もらい過ぎになってしまうのです。これはすごく得した気分。この調子でいくと、うるう年は100年で25回あるから、100年生きると0.031204日×25回=0.7801日=18.7224時間の得になるぞ。と喜ぶのも束の間、実はうるう年は100年に1回の割合で存在しないのです(正確には西暦が100で割り切れる年)。つまり100年で24回しか「うるう修正」しないんです。ということは、100年頑張って生きても結果的に0.2199日=5.2776時間の時間損があるのです。しかし、このままでは永遠にこの払い過ぎの時間は増えていってしまうので、さらに西暦で100で割り切れる年でも400で割り切れる年は特別にうるう年を設けるのです。この400年に一度の操作の結果、逆に再び「ちょっぴり時間のもらい過ぎ現象」が起きるのです。グレゴリオ暦では400年で+0.1204日の時間得を生じることになるのです。ということは3322年でようやく1日だけ得をすることになるのです。はぁー、3322年生きてようやく1日の得なんてほんとに気の長い話ですよね。
3000年生きたらクレジットカードよろしくポイント制度で、無料で一日プレゼントってところですか。でも人間の一生は頑張ってもせいぜい100年、この場合100年で43分だけもれなくプレゼントされるといったところでしょうか。

こんなことを考えた時、100年生きて1時間足らずの時間をあてにするより、今生きているこの瞬間の1時間というものがいかに貴重なものかを認識して、密度の濃い時間にすることが大切ですよね。

明日は2月29日、4年に1度しかない日付、有意義に過ごしたいものですね。

Posted by ア。トケ チスイ賈 at 00時35分   パーマリンク

2008年01月04日(金)

あけましておめでとうございます。 [サンテレビ「きれい」]

あけましておめでとうございます。
ルネッサンス美容外科は今日から診療を開始しています。昨年末は怒濤の手術ラッシュでいささか疲れましたが、三が日は十分に休養をとりましたので、今日からまた一年頑張っていこうと思います。
それから、今年からテレビ出演をすることになりました。サンテレビ金曜24時からの「き・れ・い」という番組です。美容医療、審美歯科医療についての情報番組なのですが、今後テレビを通して視聴者の皆さまに美容医療に関する正しい知識や考え方を知っていただくことができればと考えております。第1回目の放送は今夜の24時です。今回のテーマは「美容外科の選び方」なのですが、これは特に「今後美容手術を検討されている人」にぜひ見ていただきたい内容です。私は隔週で出演しますので次回の出演は1月18日です。次回は「脂肪除去術」について話す予定です。
今年もルネッサンス美容外科を何卒よろしくお願い申し上げます。

Posted by ア。トケ チスイ賈 at 18時10分   パーマリンク

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